ジュノ下層でいつも警備をしているザウコさん。
といえば、そう・・・街灯ボランティア!
夕暮れ時のジュノの街をいつもと違う角度から眺められるこのクエストが大好きで、下層に寄って「街の灯火を守る会会員証」からお知らせがあれば必ず走って行って、一本一本灯りをともすお手伝いをしたものです。
が、これ、誰も手伝う人がいなかった日は。
街灯をつけてまわる仕事をする人が、ちゃんといる!
んだそうです。
し、知らなかった!!何年間も通ってた場所なのに全然知らなかった!
そしていつもいつも、この世界の隅々まで温かい眼差しで観察されているれあさんの細やかなヴァナ愛に改めて敬服いたしました。
これはすごい、知らなかったなんてなんともったいない絶対見たい。
復帰したら絶対にジュノ飛んでって待ち伏せます!
そう心に誓った約1年前。
ついにッ・・・念願叶う日がやってきた!
というわけでいつもはまっしぐらするこのお知らせをまるっと無視。
ザウコさんの隣にストーカーのように鎮座して
ホシが現れるのを待ちます。
・・・が、ヴァナ0時を回っても
それらしき人の現れる気配なし。
夜は更けゆく一方なのに
街に灯りがともりません。
あれー? 仕事人、いなくなっちゃったのかな?
ザウコさん、日付変わっちゃいましたよ。
今夜はもう街灯点けないんですか?
と訝しがってたけどさらにヴァナ小一時間ほど過ぎた頃
あっ!!!
キタァああああああああアーーーーーー!!!!!
現れました!!!
ミスラ!
れあさんに教えてもらったとーり、
ガイドストーンの向こうから普段会わないミスラの人が
ゆっくりゆっくり、こちらに歩いてくるのが見えました!!!
嬉しくて手を振ってみたけど
「ごめん、今仕事中なんだ・・・・。」
とだけ呟いて歩を止めず。
ザウコさんに挨拶するでもなく、最初の街灯に歩み寄り
あっ 灯 点いた!
次は、ラクルラコルの側。
一本一本、ゆっくり近づいては
無言で灯をつけると去っていく。
ナントトちゃんの横も操作して
また無言で、階段を降りてく姿。
先回りしちゃれ!
・・・しかし、一本一本、ほんとゆっくりと歩いて回るから
ものすごい時間がかかってて
気がつけばヴァナ4時半とか。
大丈夫?
全部回る前に夜が明けちゃわない?
・・・と心配になってきた頃なんとか無事最後の一本にたどり着き
完了。
彼女が仕事を終えて帰っていったのが、5時。
見上げると、白んだ空の下
もう街灯は消えていて
さらに白い消えそうな七日月が
水平線の向こうに帰っていくところでした。