※※※WARNING!!!※※※
■ウィンダスミッション6-2までの内容のネタバレを多量に含みます。
■無駄に長いです。
■おもしろくないです。あと妄想とか結構キモいです。
■ミッション攻略に役立つ情報は何一つありません。
■あなたの(精神の)健康を害する場合があるかもしれません。
■当然責任はとりません。
■/slapは傷つくので/huhくらいで許してやってください。
なんだったんだろう。
あれは、なぜだったんだろう。
「仕方ない、お前は先に逃がしてやる」
そう言うと、院長は魔法を唱えだした。
あっという間の詠唱。背後まで迫った守護戦士。
ホルトト遺跡の最深部から、気づけば私だけ放り出されていた。
その後すぐ、院長がつかまって闇牢へ入れられたのを聞いた。
なんで。
どうして。
あんなにいつも自分のことしか考えてなかった院長が。
どうして、こんな大事な時にかぎって、
私だけ先に逃がしてくれたりしたんだろう。
私なんか、どうでもよかった。
院長が助かればよかった。
院長が幽閉。そんなのいやだ。絶対いやだ。
・・・でも。
考えてみれば、わかる気がする。
院長は、いつも自分のことしか考えていなかった。自分の目的しか、見ていなかった。泥棒ミスラの隠れ家で。オズトロヤの地下で。やっと出会えた院長はいつも、用が済めばこちらが声をかける暇もなく振り返りもせずに走り去ってしまった。
けど。
院長はいつも、犠牲だけは出さなかった。
自分だけで、全て背負っていた。決してそれで折れないという、自信とともに。
|_ゝ`)<Aceカーディアンを問答無用で焼き討ちしたのは犠牲に数えない計算でな。
*
罪の代わりに、私にミッションが科せられた。
名前だけのね。体のいい処刑。処刑より、ひどいかな。
ヤグードへの、親善試合という名の生贄。
誰も生きて戻るとは思わなかったみたい。
私のフレたちの力をあなどってもらっちゃ困る。
頼もしい味方の協力がなければ確かに、生きてこうして帰れなかっただろうけどね。みんなに本当に、感謝。
私を送り出す時に涙をこぼしてくれた書記官のクピピたん。
無事戻った私を体いっぱいに驚きを示して迎えてくれた。
「本当によかったのなの!
ギデアスで勝てても、オズトロヤ城で袋叩きにされると聞いていたの!」
おい待てそーゆーことは先に教えてくれよ。
Orz
・・・ほの暗い神子様の部屋に通されて、私は罪を赦された。
「約束どおりあなたは自由の身です。ただし・・・」
静かな深い声で、神子様は言った。
「
言論の自由は与えていません。
不用意な発言でこの国の平和を乱すような真似はしないでください。
Miyapin.......裏切るなよ.........」
怖ェ!!!!Σ(゚Д゚;|||)
マジ怖ェ。
終盤の台詞はもちろん意訳だが、
あのとき私にははっきりとこう聞こえた。背後には間違いなく┣¨・┣¨・┣¨・┣¨・┣¨・┣¨・┣¨・┣¨ という手書きの効果音が見えた Orz
*
天の塔を辞してぽつぽつと歩きながら、やっと正気に返った。
ら、急に涙がこみあげてきた。
私はなんて、弱い。
私はちっぽけだ。
神子様を前にして、足がすくんで、何も言えなかった。
院長を救うことなんて、何も言えなかった。
うなだれたまま、口の院の扉を開ける。
いつも通りの訓練風景。
けど、これまでは院長が一人でオズに特攻しようが国からマークされようがびっくりするほど呑気に構えてた院の彼らも、今回ばかりはさすがに動揺しているようだ。
心配する者。嘆く者。
「ウギャタ!どうしよう〜」と騒ぐばかりのハックルリンクルはある意味いつも通りだけど。
なかには力づくでも助けだそうと息巻く者さえいた。
私だって、もちろんそうしたい。
院長を助けるためなら天の塔に刃を向けることなんていとわない。
でもたぶん それは 院長の本意じゃないんだ。
私は知ってる。
院長が、星の神子様を大切に思っていることを。
あれは「星読み」のときだっけ。
神子様が倒れたことを伝えたとき
「何!星の神子さまがお倒れに?!」
──院長が、神子様を「さま」づけで呼んだのをはじめて聞いた。
院長は誰よりも、ウィンダスに忠誠の篤い人だ。そして、星の神子様にも。
反逆者と呼ぶ人もいるけど、反乱なんて、一番望んでいないはずだ。
*
じゃあ、私はどうしたらいいんだろう。
どうやったら院長を助けられるのか。
どうやったら、院長の助けになれるのか。
わからない。答えは全然、わからない。
ただひとつ。
もっと強くならなきゃ。
今はきっと それしかできない。
今はただ、それだけ。
泣いてる暇も、悩んでる暇もない。
強くなろう。
とにかくはやく。
はやく、少しでも院長の助けになれるように。